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皆さんご存知の「ドレミの歌」。 ♪ドはドーナツのド〜 レはレモンのレ〜♪ これの英語(原詞)は下のような歌詞になります。 映画「サウンドオブミュージック」に於いてジュリー・アンドリュース扮するマリアと子供達が唄っていたものですね。
私たちが知っているものとは内容がかなり違っていますね。 これはブロードウェーでミュージカル「サウンドオブミュージック」を観た歌手のペギー葉山氏が「こんな楽しい歌を日本の子ども達にも教えてあげたい」と日本に持ち帰り訳詞を作りました。 そこにはこんなエピソードが残されているそうです。 「食べ物で統一しようと思いました。ドーナツとレモン、ミカンときたのですが、 ファが無く(登録商標のファンタしかなかった!)子ども達に勇気を与えるという気持ちでファイトにしたために、全体を食べ物という構想はなくなった(その際にミも「みんなのミ」に変更)」と云う逸話が残っています。 子供たちのために覚えやすい単語にしたのですね。 これは原詞直前の歌詞を見るとその考え方がわかります。
子供のため音楽に慣れ親しんでもらうための歌ですから、原詞を直訳して「ドーは鹿!メスの鹿!」と唄っても、ちょっと馴染めませんよね。大人にもさっぱりです。 そこでペギーさんが「子ども達が覚えやすいように!」と歌詞を「作り」、私達がよく知っているあの歌詞は一種の「替え歌」なのですね。 常に「子ども達が楽しく歌えるように」と考えられていたペギーさん。その素晴らしい「替え歌」は子ども達 の心にちゃんと伝わり、今もなお「ドーはドーナツのドー♪」で子供達が楽しく歌っています。 ペギーさんの「人に音楽を伝えようとする気持ち」…素晴らしいですね! なお余談ですが、中国では
詳しくは「MH中国語連絡事務所 ; ド-はド-ナツのド」 こちらをご覧下さい。 さて、余談ついでにおまけ......⇒ さて日本語版では「シ」にあたる部分の歌詞が、原曲では「Tea=ティー」になっています。 何故なのでしょうか。 それは「トニックソルファ法」に則しているのです。 「トニックソルファ法(tonic solfa)」とは何か。 それは19世紀中頃にイギリスで生まれた、移動ドによるソルミゼーション(solmization 英)の一種。 音楽の習得を目的とする音名で、音階のそれぞれの音に1音節をあてはめて声による読譜・歌唱訓練を行います。 日本語で「階名唱法」と訳されていますが、「ドレミ式」というように訳した方が原語のニュアンスに近いでしょう。いわゆる「ソ=sol」「ファ=fa」「ミ=mi」から創られた単語なのです。 なお、ここではトニックソルファ法の詳しい説明は致しません。 興味を持たれた方は、東川清一氏著「退け、暗き影「固定ド」よ!―ソルミゼーション研究」、 「移動ドのすすめ―正しい読譜法と視唱指導」を一読されるのをお勧めします。 ちなみに「ドレミの歌」原詞も、基本的にトニックソルファ法における階名と発音が似た単語をこじつけてあるのす。 以下の表はトニックソルファ法のクロマティック音名を日本語に適するように私が改良したものです。 |
| Scale degree | Syllable | Pronunciation | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| I | Unison, Octave | Do | ド | dough | ||
| bII | Minor second | ru*1 | ル*1 | roots | ||
| #I | Augmented unison | di | ディ | Dee | ||
| II | Major second | Re | レ | ray | ||
| bIII | Minor third | mé | メ | May | ||
| #II | Augmented second | ri | リ | like reach | ||
| III | Major third | Mi | ミ | like the word me | ||
| bIV | Diminished fourth | fe | フェ | |||
| IV | Perfect fourth | Fa | ファ | 'a' as in father | ||
| bV | Diminished fifth | sé | セ | say | ||
| #IV | Augmented fourth | fi | フィ | like feet | ||
| V | Perfect fifth | So(l) | ソ | long 'o', like sold | ||
| bVI | Minor sixth | lo*2 | ロ*2 | low | ||
| #V | Augmented fifth | sa | サ | sir | ||
| VI | Major sixth | La | ラ | 'a' as in large | ||
| bVII | Minor seventh | Ce | チェ*3 | check | ||
| #VI | Augmented sixth | ki*4 | キ*4 | keep | ||
| VII | Major seventh | Ci*4 | シ*5 | see | ||
| I | Do | ド | ||||
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*1 トニック・ソルファ法ではra(ray)だが、モーラ発音の問題の為ドレミ唱法よりRu=ルを用いる。 *2 トニック・ソルファ法ではle(lay)だが、モーラ発音の問題の為コダーイシステムよりLo=ロを用いる。 *3 CiのフラットしたシラブルとしてCeを用いる。 *4 トニック・ソルファ法ではli(lean)だが、モーラ発音の問題の為、アイツ音名よりKi=キを用いる。 *5 トニック・ソルファ法ではTi(tea)=ティだが、日本式階名の「シ」に合わせシラブルとしてCiを用いる。 |
wikipedia;音階 wikipedia;階名 |
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参考文献 退け、暗き影「固定ド」よ!―ソルミゼーション研究/東川清一(音楽の友社) 移動ドのすすめ―正しい読譜法と視唱指導/東川清一(音楽の友社) ニューグローヴ世界音楽大事典(Macmillan) 音楽大百科(平凡社) |
■Collection of Musicals Lyrics and Libretti ■Wikinfo | Solfege ■楽譜の読み書き修得方法(相対音感による視唱, ソルフェージュ) ■SMLの音楽科教育(PDF.168k) ■さあ、うたいましょう |
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さて、余談ついでにおまけと言ってはなんなのですが他の国での「ドレミの歌」の歌詞も探してみました。 機械翻訳にてかなり強引に訳している(特にロシア語!)のですがご容赦ください。
どなたか正しい訳教えて下さい (^_^;; 本文へ戻る |